百日咳の症状と予防法は?新生児は重症化のリスクも・ワクチンや登園のめやすを解説
文:おはママ編集部
なかなか治らない激しい咳が続く百日咳。とくに小さな赤ちゃんがかかると重症化することがあり、注意が必要な感染症です。
結論からいうと、百日咳は百日咳菌による感染力の強い気道感染症で、かぜのような症状からしだいに激しい咳の発作へと進み、とくに新生児や乳児は無呼吸や肺炎など重症化のリスクがあります。 予防には五種混合ワクチン(2024年4月から定期接種)が有効です。気になる咳が続くときは受診しましょう。

百日咳とはどんな病気?
結論から言うと、百日咳は百日咳菌による、激しい咳が長く続く気道感染症です。症状は次のように経過します。
- カタル期(約2週間)…かぜのような咳・鼻水で始まる
- 痙咳期(約2〜3週間)…連続する激しい咳の発作。咳のあとに息を吸う際ヒューという音がすることも
- 回復期(約2〜3週間)…発作がしだいに減っていく
感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染や接触感染です。
出典: 厚生労働省 | 百日せき
新生児・乳児は重症化に注意

結論から言うと、とくに新生児や月齢の低い乳児は重症化しやすく、注意が必要です。
赤ちゃんでは、特徴的な咳がはっきりせず、かわりに無呼吸の発作を起こすことがあります。また、肺炎や脳症などの合併症を起こし、まれに命に関わることもあります。次のようなときはすぐに医療機関を受診しましょう。
- 咳き込んで顔色が悪くなる、呼吸が止まる
- 母乳やミルクが飲めない、ぐったりしている
- 咳が長引く、夜間に激しく咳き込む
予防は五種混合ワクチンが有効
結論から言うと、百日咳の予防にはワクチンが有効です。
- 五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチン…2024年4月から定期接種。生後2か月から接種を始められます
- ワクチン未接種の赤ちゃんを守るため、周囲の家族の感染対策(手洗い・咳エチケット)も大切です
出典: 厚生労働省 | 百日せき
登園・登校のめやす
結論から言うと、百日咳は学校保健安全法で第2種の感染症とされ、特有の咳が消えるまで、または5日間の適切な抗菌薬による治療が終わるまでが出席停止のめやすです。
実際の登園・登校の可否や治療は医師に確認しましょう。長く続く咳は早めに受診することが、重症化や周囲への感染を防ぐことにつながります。
まとめ
百日咳は、激しい咳が長く続く感染力の強い病気です。
- 原因は百日咳菌、カタル期→痙咳期→回復期と経過
- 新生児・乳児は無呼吸や肺炎など重症化に注意
- 予防は五種混合ワクチン(2024年4月から定期接種、生後2か月〜)
- 出席停止は特有の咳が消えるまで、または抗菌薬治療5日間終了までが原則
長引く咳や、赤ちゃんの呼吸の様子で気になることがあるときは、自己判断せず医療機関を受診してくださいね。
よくある質問
- Q. 百日咳の主な症状は?
- A. はじめはかぜのような咳や鼻水で始まり(カタル期)、しだいに連続する激しい咳の発作が出る時期(痙咳期)に進みます。咳のあとに息を吸う際ヒューという音がすることもあります。経過には個人差があるため、長引く咳は受診しましょう。
- Q. 新生児や赤ちゃんは重症化しますか?
- A. とくに新生児や月齢の低い乳児は、咳のかわりに無呼吸の発作を起こしたり、肺炎・脳症などを合併して重症化することがあり、注意が必要です。気になる症状があるときはすぐに医療機関を受診しましょう。
- Q. 予防接種はありますか?
- A. あります。百日咳は五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンで予防でき、2024年4月から定期接種になりました。生後2か月から接種を始められます。スケジュールはかかりつけ医に相談しましょう。
- Q. 保育園・幼稚園はいつから行けますか?
- A. 百日咳は学校保健安全法で第2種の感染症とされ、特有の咳が消えるまで、または5日間の適切な抗菌薬による治療が終わるまでが出席停止のめやすです。登園・登校の可否は医師や園に確認しましょう。
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