おはママ
MENU
妊娠・出産 妊活 妊娠初期 0~3ヶ月 妊娠中期 4~7ヶ月 妊娠後期 8ヶ月以降 出産 子育て 0歳児 1歳児 2歳児 3〜6歳児 小学生 子供用品 保育園・幼稚園 イベント ライフスタイル ファッション グッズ マネー 災害対策 美容・健康 料理 医療・病気 検索

子どもの鼻水・鼻づまりの対処法|受診のタイミングと鼻吸い器の選び方

文:おはママ編集部
子どもの鼻水・鼻づまりの対処法|受診のタイミングと鼻吸い器の選び方

子どもが鼻水を垂らしている姿は、育児中のママなら何度も経験する日常の光景です。でも「もう何日も続いている」「色が黄色くなってきた」「夜も眠れないほど鼻づまりがひどい」……そんな状況になると、心配が募るのは当然のことです。

鼻水・鼻づまりは、風邪(ウイルス感染)からアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎まで、さまざまな原因で起こります。症状の種類や持続期間によって対処方法も変わるため、正しい知識を持っておくことが子どもを守ることにつながります。

この記事では、子どもの鼻水・鼻づまりの原因と見分け方、自宅でできるケア方法、鼻吸い器の選び方・使い方のポイント、そして「いつ病院に行くべきか」の受診目安を、おはママ編集部がわかりやすく解説します。

子どもの鼻水・鼻づまりの主な原因

結論から言うと、子どもの鼻水・鼻づまりの原因の多くは風邪(ウイルス感染)ですが、アレルギーや副鼻腔炎が原因であることも少なくありません。

ウイルス感染(風邪)

最も多い原因です。ライノウイルスやRSウイルスなど多くのウイルスが鼻粘膜に感染し、鼻水・鼻づまり・発熱・咳などの症状を引き起こします。乳幼児は免疫が十分に発達していないため、年間6〜8回以上風邪をひくこともめずらしくありません。通常は1週間前後で症状が改善してきますが、悪化や長引く場合は別の原因を疑う必要があります。

アレルギー性鼻炎

アレルゲン(アレルギーの原因物質)が鼻粘膜に触れることで、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどが起こります。通年性ではダニやハウスダストが、季節性ではスギ・ヒノキなどの花粉が主な原因です。子どもの場合、自分でうまく症状を表現できず、鼻をよくこする・口呼吸が続くといった様子で気づかれることもあります。症状が続くと頭痛や倦怠感、集中力の低下が生じることもあります。

出典: 国立成育医療研究センター | アレルギー性鼻炎

副鼻腔炎(ちくのう)

風邪をきっかけに、副鼻腔(鼻の周囲にある空洞)に細菌が繁殖して炎症を起こすのが副鼻腔炎です。黄色・緑色の粘り気のある鼻水が10日以上続く、顔面の痛みや圧迫感、口臭などが特徴です。小さな子どもはもともと副鼻腔が未発達のため、症状がわかりにくい場合があります。

空気の乾燥・環境的な刺激

エアコンや暖房による室内の乾燥、急激な温度変化によっても鼻粘膜が刺激を受けて鼻水が出ることがあります。夏のクーラーの効いた室内と屋外の気温差にも注意が必要です。

鼻水の種類で原因を見分けよう

鼻水の色や性状は、原因を判断する重要なヒントになります。ただし、色だけで原因を断定することは難しいため、症状が長引く場合は必ず小児科・耳鼻科に相談してください。

鼻水の特徴考えられる原因対処のポイント
透明でサラサラ風邪の初期・アレルギー性鼻炎経過観察、加湿、鼻吸い
白濁してとろみがある風邪の回復期経過観察、水分補給
黄色・緑色でドロドロ細菌感染・副鼻腔炎の疑い10日以上続くなら受診
片側からだけ出る・臭いがある異物が入っている可能性も早めに受診
血が混じる鼻粘膜の傷、または鼻血繰り返すなら受診を

自宅でできる鼻水・鼻づまりのケア方法

鼻吸い器(鼻水吸引器)の種類と選び方

鼻吸い器は、自分で鼻をかめない赤ちゃんや小さな子どもの鼻水を取り除くための道具です。主に3種類あります。

口吸いタイプ 保護者が口でチューブを吸って鼻水を取るタイプです。フィルターがついていて保護者に感染しにくい仕様のものが多く、コンパクトで外出時にも使いやすいのが特徴です。吸う力を細かく調節できるため、感覚をつかみやすいと感じるママも多いようです。

電動タイプ(ハンディ型・スタンド型) ボタン1つで自動吸引できるため、一人で育児をしているときにも操作しやすいタイプです。パワーが強いものが多く、粘り気のある鼻水もしっかり取れます。価格はやや高めですが、長期間使えるためコスパがよいと感じるママも多いようです。

スポイトタイプ 最もシンプルな構造で価格も安価ですが、吸引力は限られます。緊急時の応急処置向けと考えるとよいでしょう。

鼻吸い器の正しい使い方

  1. 前処置: 入浴後や蒸しタオルを鼻に当てた後に使うと鼻水が柔らかくなって吸いやすくなります。また、生理食塩水を片鼻に1〜2滴垂らして10〜20秒待ってから吸うと、粘膜を傷つけにくくなります。
  2. 体勢: お子さんを仰向けに寝かせ、頭と腕が動かないよう固定します。
  3. ノズルの入れ方: 鼻の穴に対して垂直方向に、入り口付近に当てるだけで十分です。奥に深く押し込む必要はなく、無理に入れると粘膜を傷つける恐れがあります。
  4. 吸引回数: 1回の吸引は短く(数秒程度)を目安に。過度に繰り返すと鼻粘膜を傷つける恐れがあります。

注意: 鼻吸い器の使用は1日数回程度を目安にしてください。嫌がって激しく泣く場合は無理せず中断し、小児科・耳鼻科での処置を検討しましょう。

その他の自宅ケア

  • 加湿する: 室内の湿度を50〜60%程度に保つと鼻粘膜の乾燥を防げます。加湿器を活用したり、洗濯物を部屋に干すのも一つの方法です。
  • 水分補給: こまめに水や母乳・ミルクを与えて、鼻水が固まりにくくします。
  • 頭を少し高くする: 寝るときに頭側を少し高くすると鼻づまりが楽になることがあります。バスタオルを折りたたんでマットレスの下に敷く方法も試してみてください。
  • 温める: 入浴時の蒸気が鼻の通りを一時的に良くすることがあります。

病院に行くべきタイミング・受診の目安

鼻水・鼻づまりは多くの場合、自然に改善しますが、次のような場合は小児科または耳鼻科を受診してください。

  • 鼻水・鼻づまりが10日以上続いている
  • 39℃以上の発熱と黄緑色の鼻水が3日以上続く
  • 一度症状が改善したあと、約1週間後に再び発熱や鼻症状が悪化した
  • 耳を痛がる、耳垂れがある(中耳炎の疑い)
  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
  • ミルク・食事が十分に取れないほどぐったりしている
  • 片方の鼻だけ臭いのある鼻水が続く(異物の可能性も)
  • 鼻血が繰り返し出る

症状が心配なとき、夜間や休日で判断に迷ったときは 「#8000」 に電話相談ができます。小児科医・看護師が症状を聞いて受診すべきか判断を助けてくれます。

出典: 厚生労働省 | 子どもの症状は♯8000

副鼻腔炎(ちくのう)が心配なときは

子どもの副鼻腔炎の特徴的な症状

小児の副鼻腔炎では、次のような症状が見られることがあります。

  • 10日以上続く黄緑色の鼻水・後鼻漏(鼻水がのどに落ちてくる感覚)
  • 日中の咳(特に横になったときに増える)
  • 顔の圧迫感・痛み(おでこやほっぺたの周囲)
  • 口臭・息が臭う
  • ぐずりやすい、集中力が落ちた様子

乳幼児は「顔が痛い」「頭が重い」と言葉で伝えられないため、ぐずりやすさや夜泣きの増加で気づくことも少なくありません。気になる症状がある場合は小児科・耳鼻科に相談してください。

治療と慢性化を防ぐために

副鼻腔炎と診断された場合、医師の判断のもとで抗菌薬などによる治療が行われることがあります。自己判断で途中でやめると再発や慢性化のリスクが高まるため、医師の指示通りに続けることが大切です。

また、ダニやホコリなどのアレルギーが背景にある場合は、アレルギー対策(環境整備・薬物療法・舌下免疫療法など)を並行して行うことが、再発予防につながります。アレルギー性鼻炎は通年性の場合はダニ・ハウスダスト対策を、季節性の場合は花粉時期のマスク着用などが有効とされています。

出典: 国立成育医療研究センター | アレルギー性鼻炎

年齢別に気をつけたいポイント

0〜6ヶ月の赤ちゃん

新生児や低月齢の赤ちゃんは鼻でしか呼吸できない(口呼吸が苦手)ため、鼻づまりがあるとミルクが飲めなかったり、呼吸が苦しくなったりすることがあります。鼻づまりで授乳がうまくいかないときは、早めに小児科に相談しましょう。

1〜3歳

手づかみ食べや遊びのなかで鼻に豆やビーズなどを入れてしまうことがあります。片側だけ鼻水が出て臭いがある場合は、異物が詰まっている可能性があるため、無理に取り出そうとせず受診してください。

4歳以上

自分で鼻をかめるようになります。「フン」と一息で強くかもうとすると鼓膜に圧がかかる(中耳炎の原因にもなります)ため、片方の鼻を押さえてもう片方をゆっくりかむ習慣を教えてあげましょう。

まとめ

  • 子どもの鼻水・鼻づまりの原因は風邪・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などさまざま。鼻水の色や症状の長さが見分けのヒントになる
  • 自宅ケアは鼻吸い器の正しい使用・加湿・水分補給が基本。ノズルは奥まで入れず、過度な吸引は粘膜を傷つけるため注意する
  • 10日以上続く黄緑色の鼻水、高熱が3日以上続く、耳を痛がる、呼吸が苦しそうなどの場合は小児科・耳鼻科へ
  • 副鼻腔炎の治療は医師の指示通りに続けることが大切。アレルギーが背景にある場合は並行して対策を行うことが再発予防につながる
  • 夜間・休日の判断に迷ったときは「#8000」に電話相談を活用しよう

よくある質問

Q. 子どもの鼻水は何日続いたら病院に行けばいいですか?
A. 一般的に10日以上続く黄緑色の鼻水や、39℃以上の高熱が3日以上続く場合は受診の目安とされています。耳を痛がる、呼吸が苦しそう、食事が取れないほどぐったりしているときは、10日を待たずに早めに小児科・耳鼻科に相談してください。
Q. 鼻吸い器は電動タイプと口吸いタイプどちらがおすすめですか?
A. どちらも正しく使えば効果的です。電動タイプは一人での操作がしやすく粘り気のある鼻水もしっかり吸引できます。口吸いタイプはコンパクトで持ち運びやすく、吸う力を細かく調節できます。お子さんの月齢や使いやすさに合わせて選ぶとよいでしょう。
Q. 赤ちゃんの鼻づまりが夜だけひどくなるのはなぜですか?
A. 横になると鼻の粘膜に血液が集まりやすく、鼻づまりが悪化しやすい傾向があります。エアコンや暖房による室内の乾燥も要因のひとつです。頭側を少し高くして寝かせる、室内を適切に加湿するなどの対策が助けになることがあります。
Q. 子どもに市販の鼻水止め薬を飲ませても大丈夫ですか?
A. 市販薬には対象年齢が設定されており、特に乳幼児への使用には注意が必要です。医師や薬剤師に相談せず自己判断で使用することは避け、気になる症状があれば小児科・耳鼻科を受診してください。
Q. 副鼻腔炎と風邪の鼻水はどう見分けますか?
A. 風邪の鼻水は透明〜白濁で数日〜1週間程度で改善することが多いのに対し、副鼻腔炎の鼻水は黄緑色でドロドロしており10日以上続くのが特徴です。顔の圧迫感・口臭・日中の咳が続く場合も副鼻腔炎が疑われます。症状が長引く場合は耳鼻科での診察をおすすめします。