手足口病の症状と予防法は?登園のめやす・ヘルパンギーナやプール熱との違いも解説
文:おはママ編集部
夏に子どもの間で流行する手足口病。手や足、口の中に水疱ができると、痛がって食事や水分をとりたがらず、心配になりますよね。
結論からいうと、手足口病はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスが原因で、手のひら・足の裏・口の中に水疱が出る感染症で、3〜5日の潜伏期間ののちに発しんが現れます。 多くは数日で回復しますが、まれに合併症もあります。気になる症状があるときは小児科を受診しましょう。

手足口病とはどんな病気?
結論から言うと、手足口病は主に乳幼児がかかる、夏に流行する感染症です。
- 原因…コクサッキーウイルスA16、エンテロウイルス71などのエンテロウイルス属(複数の型がある)
- 潜伏期間…3〜5日
- 主な症状…口の中・手のひら・足の裏などの2〜3mmの水疱性の発しん。3割ほどに発熱
- 流行時期…主に夏(7月ごろがピーク)
水疱の跡はかさぶたにならず、多くは3〜7日で回復するとされています。原因ウイルスに複数の型があるため、一度かかっても再びかかることがあります。
出典: 厚生労働省 | 手足口病
ヘルパンギーナ・プール熱との違い
結論から言うと、手足口病は「手・足・口の水疱」が出る点が特徴です。
| 病気 | 主な特徴 |
|---|---|
| 手足口病 | 手のひら・足の裏・口の中の水疱 |
| ヘルパンギーナ | 高熱と、のどの奥の水疱・潰瘍 |
| プール熱(咽頭結膜熱) | 発熱・のどの痛み・結膜炎 |
似た症状もあるため、見分けは医師に委ねましょう。詳細はヘルパンギーナの記事、プール熱の記事もご覧ください。
まれにある合併症に注意
結論から言うと、多くは軽症ですが、まれに髄膜炎・小脳失調症・脳炎などの合併症を起こすことがあります。特にエンテロウイルス71は中枢神経系の合併症の頻度が比較的高いとされています。
次のようなときは、早めに医療機関を受診しましょう。
- 高熱が続く、ぐったりしている
- 嘔吐を繰り返す、頭を痛がる
- 視線が合わない、けいれんがある
- 水分がとれず、おしっこが少ない
予防法と登園のめやす

結論から言うと、有効なワクチンはなく、手洗いが予防の基本です。
- こまめな手洗い(特におむつ交換やトイレのあと)
- タオルや食器の共用を避ける
- 回復後も2〜4週間ほど便にウイルスが排出されるため、手洗いを続ける
登園・登校については、手足口病は出席停止期間が一律には定められていません。発熱がなく、口の中の発しんの影響が落ち着いて、普段どおり食事ができ全身状態がよいことがめやすです。実際の可否は園や医師に確認しましょう。
出典: 厚生労働省 | 手足口病
まとめ
手足口病は、夏に流行する子どもの代表的な感染症です。
- 原因はコクサッキーウイルスなど、潜伏期間は3〜5日
- 手・足・口の水疱が特徴で、多くは3〜7日で回復
- まれに髄膜炎・脳炎などの合併症があり、高熱や嘔吐が続くときは受診を
- ワクチンはなく、手洗いが予防の中心
水分がとれない・ぐったりしているなど心配な症状があるときは、自己判断せず小児科を受診してくださいね。
よくある質問
- Q. 手足口病の主な症状は?
- A. 3〜5日の潜伏期間のあと、口の中・手のひら・足の裏などに2〜3mmの水疱性の発しんが出ます。3割ほどの子に発熱もみられますが、高熱が続くことは多くありません。多くは3〜7日で回復しますが、経過には個人差があります。
- Q. ヘルパンギーナやプール熱とどう違いますか?
- A. 手足口病は手・足・口に水疱が出るのが特徴です。ヘルパンギーナは高熱とのどの奥の水疱、プール熱(咽頭結膜熱)は発熱・のどの痛み・結膜炎が中心です。判断は医師に委ねましょう。
- Q. 予防法はありますか?
- A. 有効なワクチンはありません。手洗い、タオルの共用を避ける、おむつ交換後の手洗いなどが基本です。回復後も2〜4週間ほど便にウイルスが排出されるため、手洗いを続けることが大切です。
- Q. 保育園・幼稚園はいつから行けますか?
- A. 明確な出席停止日数は定められていません。発熱がなく、口の中の発しんの影響が落ち着いて、普段どおり食事ができ全身状態がよいことがめやすです。登園の可否は園や医師に確認しましょう。
ヘルパンギーナ 手足口病 プール熱