おはママ
MENU
妊娠・出産 妊活 妊娠初期 0~3ヶ月 妊娠中期 4~7ヶ月 妊娠後期 8ヶ月以降 出産 子育て 0歳児 1歳児 2歳児 3〜6歳児 小学生 子供用品 保育園・幼稚園 イベント ライフスタイル ファッション グッズ マネー 災害対策 美容・健康 料理 医療・病気 検索

子どもの花粉症対策|症状・薬・受診目安と日常ケアを徹底解説

文:おはママ編集部
子どもの花粉症対策|症状・薬・受診目安と日常ケアを徹底解説

春になるたびに子どもの鼻水が止まらない、くしゃみが続く、目をこすってばかりいる——そんな悩みを抱えているママは多いのではないでしょうか。かつては「花粉症は大人の病気」というイメージがありましたが、今や幼稚園・保育園の子どもでも発症するケースが珍しくなくなっています。

「風邪なのか花粉症なのか判断がつかない」「どの薬を使えばいいかわからない」と迷っているうちに、子どもが辛そうにしている——そんな状況を少しでも解消できるように、この記事では子どもの花粉症の特徴・症状の見分け方から、受診の目安、薬の選び方、日常生活でできる対策まで幅広くまとめています。

子どもの花粉症が増えている:最新データで見る実態

子どもの花粉症は、年々増加しています。

ロート製薬が2024年に実施した調査によると、0〜16歳の子どもの花粉症実感率は42.6%で、10年前の32.7%から約10ポイント上昇しています。とくに小学生では約半数(47.4%)が花粉症を実感しており、そのうち32.1%が「とてもつらい」と答えています。また、花粉症によって「勉強に集中できない」「外遊びを楽しめない」など日常生活に影響が出ているという子どもも53.9%にのぼります。

さらに同調査では、子どもの花粉症の平均発症年齢は5.8歳であることも明らかになっています。幼稚園・保育園に通う時期から症状が始まるケースが多く、早めの対策と正しい知識が求められます。

一方で、子どもの症状を把握していない親が30.9%おり、日常生活への影響を把握していない親に至っては51.8%という結果も出ています。症状があっても「たぶん風邪だろう」と見過ごされているケースも少なくないようです。

出典: ロート製薬 | 子どもの花粉症実感、10年前32.7%→現在42.6%に増加

花粉症の症状と風邪との見分け方

子どもの花粉症に多い症状

子どもに多い花粉症の症状は以下のとおりです。大人と同様の症状に加え、子どもは目のかゆみを訴えることが多い傾向があります。

  • くしゃみ・鼻水(透明でさらさらしている)
  • 鼻づまり(呼吸が苦しくて眠れないことも)
  • 目のかゆみ・充血・涙目
  • 喉のかゆみ・イガイガ感
  • 皮膚のかゆみや湿疹(アレルギー体質の子どもに多い)

年齢が小さいほど自分で症状をうまく伝えられないことが多く、「目をよくこする」「鼻がつまって口を開けたまま寝ている」などの様子から気づくこともあります。

花粉症と風邪の違い

症状が似ていて判断が難しい花粉症と風邪ですが、以下の点を参考にしてください。

花粉症風邪
発熱ほぼないあることが多い
鼻水の状態透明でさらさら最初は透明、後に黄色っぽく
症状の期間花粉シーズン中ずっと続く1〜2週間で回復
目のかゆみよくあるあまりない
倦怠感比較的少ない強いことが多い
感染力ないうつる可能性あり

「毎年同じ時期(2〜4月頃)に同じような症状が出る」「外に出ると症状が強くなる」「室内にいると症状が落ち着く」場合は花粉症の可能性が高いと言われています。ただし自己判断は難しいため、症状が続く場合は医師に相談することをおすすめします。

受診のタイミングと診断の流れ

こんなときは早めに受診を

以下に当てはまる場合は、小児科や耳鼻咽喉科を受診してください。

  • 鼻水・くしゃみなどの症状が2週間以上続いている
  • 鼻づまりがひどく、夜に眠れていない
  • 目のかゆみで目をこすりすぎて充血・傷ができている
  • 市販薬を試しても改善しない、または量の調整がわからない
  • 花粉症なのか風邪なのか、他のアレルギーなのか判断がつかない
  • 喘息など他のアレルギー疾患を持っている

何科を受診すればいい?

  • 小児科: かかりつけがあればまず相談するのが安心。アレルギー全般を総合的に診てもらえる
  • 耳鼻咽喉科: 鼻水・鼻づまりが主な症状の場合に適している
  • 眼科: 目のかゆみや充血が強い場合に相談

診断の方法

花粉症の診断には、血液検査(特異的IgE抗体検査) や皮膚テストが用いられます。何歳からでも検査は受けられますが、年齢や体調、症状の程度によって検査の必要性は異なります。「まずは話を聞いてもらう」つもりで受診してみてください。

治療の選択肢:薬の種類と特徴

子どもの花粉症治療で用いられる主な薬の種類を紹介します。使用の際は必ず医師・薬剤師に相談し、年齢・体重に合った用法・用量を守ってください。

抗ヒスタミン薬(飲み薬)

くしゃみ・鼻水・目のかゆみに対して効果があります。眠気の出にくいタイプ(第2世代)が現在の主流で、子ども向けに用量が調整された製品もあります。症状が軽い場合は市販薬で対応できることもありますが、初めて使うときや効果が出ない場合は医師に相談しましょう。

点鼻薬(鼻スプレー)

ステロイド系の点鼻薬は局所的に作用するため、飲み薬と比べて全身への影響が少なく、子どもにも処方されることがあります。鼻づまりがつらいときに特に有効とされています。

点眼薬(目薬)

目のかゆみ・充血には専用の抗アレルギー点眼薬が使われます。子ども向けの製品も市販されていますが、使用前に薬剤師に確認することをおすすめします。

舌下免疫療法(体質改善を目的とした治療)

スギ花粉症やダニアレルギーに対して、舌下免疫療法という治療法があります。アレルギーの原因物質を少量ずつ体に取り込むことで、免疫の過剰反応を和らげ、体質そのものを変えていく方法です。5歳から対象になる製剤もありますが、効果が出るまでに数年単位の継続が必要です。興味がある場合は耳鼻咽喉科やアレルギー専門医に相談してみましょう。

自己判断での投薬は避け、医師・薬剤師に相談の上で使用することが大切です。

毎日できる花粉対策:外出・帰宅・室内のポイント

薬による治療と並行して、日常生活で花粉の体内への取り込みを減らす工夫が子どもの症状を楽にする鍵になります。

外出時の対策

  • マスクを正しく着用する: 一般的なマスクでも花粉を約70%低減でき、花粉症対応のマスクでは約84%低減できるとされています。子どものサイズに合ったものを選び、顔にフィットするように着けましょう。
  • 帽子・ゴーグル型メガネを活用する: 頭部や目への花粉付着を減らせます。子どもが嫌がる場合は無理強いせず、できる範囲で試してみてください。
  • 花粉の多い時間帯・天気を確認する: スギ花粉は一般的に晴れた日の午前中から昼過ぎにかけて多くなる傾向があります。花粉情報アプリや天気予報を参考に外出のタイミングを工夫しましょう。

出典: 環境省 | 花粉症の対策(リーフレット)

帰宅後の対策

  • 玄関前で上着を払う: 衣類についた花粉を家の中に持ち込まないために、玄関外で軽く払ってから入りましょう。
  • 手洗い・うがい・洗顔・洗髪: 体に付着した花粉を洗い落とすことが基本の対策です。子どもが嫌がる場合も、少なくとも手洗いと洗顔を習慣にしましょう。
  • 着替えをする: 外で着ていた衣服をリビングに持ち込まないようにします。

室内環境を整える

  • 花粉の多い日は換気を控える: 窓を開けての換気は花粉が入ってくる原因になります。飛散量の多い日は窓を閉め、換気は短時間にとどめましょう。
  • 洗濯物・布団は室内干しに: 花粉シーズン中は外干しをすると衣類や布団に花粉が付着します。乾燥機や部屋干しを活用してください。
  • 空気清浄機を活用する: 室内に入ってきた花粉の除去に効果があります。フィルターを定期的に掃除することも大切です。
  • 服の素材を選ぶ: ウール素材は花粉が付着しやすいため、綿や化繊素材のほうが花粉を落としやすいとされています。

出典: 環境省 | 花粉症環境保健マニュアル 2022年改訂版

園・学校との連携でサポートを受ける

花粉症の症状がひどいと、子ども自身の生活の質だけでなく、保育園・幼稚園・学校での集中力や活動にも影響が出ます。担任の先生に状況を伝えておくことで、必要なサポートが得やすくなります。

先生に伝えておきたいこと

  • 花粉症であること(医師の診断がある場合はその旨も)
  • 主な症状(目のかゆみが強い、鼻づまりで集中しにくい、など)
  • 服薬している場合は薬の種類・服用のタイミング
  • 外遊び後に手洗い・洗顔をしたいこと
  • 症状がひどいときの対応方針

口腔アレルギー症候群に注意

花粉症を持つ子どもの一部は、特定の果物や野菜を食べると口の中がかゆくなったり、喉がイガイガしたりする「口腔アレルギー症候群」を合わせて持つことがあります。給食やおやつで気になる症状が出た場合は、必ず医師に相談してください。

まとめ

  • 子どもの花粉症は年々増加しており、小学生の約半数が実感。平均発症年齢は5.8歳と早い傾向がある
  • 花粉症は発熱がなく透明な鼻水が続くのが特徴。毎年同じ時期に症状が出るなら花粉症を疑って医師に相談を
  • 薬は医師・薬剤師に相談の上で使用。舌下免疫療法は5歳から対象になる製剤もあり、体質改善が期待できる
  • 外出時はマスクを正しく着用し、帰宅後は手洗い・洗顔・着替えで花粉を落とすことが基本の対策
  • 洗濯物の室内干し・空気清浄機の活用で室内への花粉持ち込みを減らす工夫も効果的
  • 症状が長引く、眠れない、日常生活に支障が出る場合は小児科や耳鼻咽喉科を受診してください

よくある質問

Q. 子どもの花粉症は何歳から発症しますか?
A. 花粉症は乳幼児期から発症することがあり、ロート製薬の2024年調査では平均発症年齢は5.8歳とされています。近年は幼稚園・保育園在籍中から症状が出るケースも増えており、気になる場合は小児科や耳鼻咽喉科に相談することをおすすめします。
Q. 子どもの花粉症と風邪はどう見分けますか?
A. 花粉症は発熱がほぼなく、透明でさらさらした鼻水が花粉シーズン中ずっと続くのが特徴です。目のかゆみも花粉症に多い症状です。一方、風邪は発熱を伴うことが多く、1〜2週間で回復するのが一般的です。毎年同じ時期に症状が出る場合は花粉症を疑い、医師に相談してみましょう。
Q. 子どもの花粉症に市販薬を飲ませてもよいですか?
A. 子ども用の市販薬(抗ヒスタミン薬など)もありますが、年齢・体重に適した用量を守ることが重要です。初めて使う場合や症状が強い場合は、自己判断せず薬剤師や医師に相談してください。
Q. 子どもの花粉症に舌下免疫療法は受けられますか?
A. スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、5歳から対象になる製剤があります。数年単位での継続が必要ですが、根本的な体質改善が期待できる治療法です。詳しくはアレルギー専門医または耳鼻咽喉科にご相談ください。
Q. 花粉シーズン中の子どもの日常対策で特に大切なことは何ですか?
A. 外出時はマスクを正しく着用させ、帰宅後は必ず手洗い・洗顔・着替えを行いましょう。室内では花粉の多い日の換気を控え、洗濯物は室内干しにするのが基本です。空気清浄機の活用も効果的です。
↑